書籍情報

[近刊]  茅盾回想録(下巻)  私の歩んできた道

呂 雷寧、中井 政喜 訳
仕様
A5判 上製 606ページ
定価
4,500円(税別)
ISBN
978-4-908523-49-6
商品コード
C0090
発行年月
2024年6月
内容紹介
下巻は1935年から1949年まで(本邦初訳)。類まれな観察者・分析者=茅盾。上海、延安、香港、日本、ハイフォン、新疆などを転々とし、革命後のロシア、モスクワやグルジアにまで足跡は伸びる。執筆活動だけでなく、雑誌・書籍編集者としての奮闘の記録も鮮明に描く。稀有な文学理論、文章・小説作法、詩の鑑賞と意義、児童文学講義、海外名作の紹介と翻訳、翻訳理論が語られ、さらには壮大な中国文学史まで浮かび上がる。貴重な写真、家系図、詳細な訳者注、解説、年表、地図などが掲載される。
著者プロフィール
茅盾 略歴
茅盾(ぼう じゅん、マオ・ドゥン、1896年7月4日 - 1981年3月27日 享年85歳) 。中国の小説家、評論家。本名は沈徳鴻、字は沈雁冰。魯迅と並ぶ傑出した文学者で、中国近代文学を牽引し続けた。代表作に『子夜』『霜葉は二月花よりも紅く』(邦訳あり)等。左翼文学の立場から、種々の雑誌と書籍の編集・出版に携わる。業績は翻訳から児童文学まで多岐にわたる。1949年~1965年、中華人民共和国文化部部長。文革で失墜。

訳者あとがき より
「茅盾は、時代の現実・状況に対する明晰な認識にもとづく文学を主張した。現実をありのままに直視すること、現実の多面性、多様性を深く分析し、理解することを主張した。その把握された現状にもとづき、理論のあり方、提唱のされ方、対症療法的方法も考えられた。霊感による即興主義ではなく、標語・スローガン文学ではなく、地下の泉のしたたる音までを聞きとるようなリアリズムが必要であるとした。」

上記内容は本書刊行時のものです。