書籍情報

[近刊]  茅盾回想録(上巻)  私の歩んできた道

呂 雷寧、中井 政喜 訳
仕様
A5判 上製 588ページ
定価
4,500円(税別)
ISBN
978-4-908523-47-2
商品コード
C0090
発行年月
2024年6月
内容紹介
魯迅とともに近代文学を牽引した、近代中国の大作家・茅盾の自伝。卓越した文人の膨大な記録、第一級資料、ここに完訳。時代は混沌そのものだった。清朝崩壊、地方軍閥の圧政、労働者の搾取、日本帝国の侵略と支配、民衆の反逆、蒋介石国民党との対立、共産党と紅軍の設立、日中戦争による国内の惨状、毛沢東の長征、中華人民共和国の成立へ。茅盾はさまざまな戦いを続けながら、優れた小説、評論、エッセイ、翻訳などに邁進する。創作と生活、社会の激動を克明に記していく。上巻は1897年から1934年まで。
著者プロフィール
茅盾 略歴
茅盾(ぼう じゅん、マオ・ドゥン、1896年7月4日 - 1981年3月27日 享年85歳) 。中国の小説家、評論家。本名は沈徳鴻、字は沈雁冰。魯迅と並ぶ傑出した文学者で、中国近代文学を牽引し続けた。代表作に『子夜』『霜葉は二月花よりも紅く』(邦訳あり)等。左翼文学の立場から、種々の雑誌と書籍の編集・出版に携わる。業績は翻訳から児童文学まで多岐にわたる。1949年~1965年、中華人民共和国文化部部長。文革で失墜。

訳者あとがき より
「茅盾は、時代の現実・状況に対する明晰な認識にもとづく文学を主張した。現実をありのままに直視すること、現実の多面性、多様性を深く分析し、理解することを主張した。その把握された現状にもとづき、理論のあり方、提唱のされ方、対症療法的方法も考えられた。霊感による即興主義ではなく、標語・スローガン文学ではなく、地下の泉のしたたる音までを聞きとるようなリアリズムが必要であるとした。」

上記内容は本書刊行時のものです。